ボスママのドイツ生活情報

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人生負け組みの烙印

   

いつだったか、日本に帰国するときのトランジットで横に座った女性。
なんか、私をじろじろ見ている。
” チケットに、FUJIWARA って書いてあるけど、日本人ですか?日本語わかります?”
声をかけられたとき、私はドイツ語の本を読んでいて、彼女はそれを指差し、
” 何語ですか、それ?”
ーー ドイツ語ですけど。
” いやぁー、日本語できるんや!”
何ですねん、この人はいったい???
なんだ、かんだと聞いてくる。
どこに住んでる、どこへ行く、何日間いる、、、?
よっぽど、血液型も教えましょか?と聞こうかと思うくらい。
” お子さんいてはりますのん?”
ーー はい。
” 何人?”
もう、ええ加減にして、、と思いつつ、、、
ーー ふたりですけど。
” 男の子、女の子?”
無視するのはそれでもちょっと失礼かと、話を他に振るが何度も聞いてくる。
ーー 、、、男の子です。
” 男の子さんがおふたりぃ?”
わたし、何か悪いことを言ったのだろうか、、、
” いやぁ、それは人生負け組みやわ exclamation×2 ”
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” 子供はね、娘でないとだめですよ。
男の子なんて、老後が惨めなだけ。介護も何にもしてくれませんよ。嫁に気ぃ使って、嫁の機嫌取りにお金使って、孫も抱かしてもらわれへん!”
大阪のおばはんは、なおも吼え続ける。
” その点、うちなんか女の子二人ですからね。近所に住んでて、なんでも一緒で、病気しても心強いですわ!女の子はえーですよー!”
” 昔は、男の子産めってゆーたけど、今は時代が変わりましたからね。おたくも二人のうち、一人でも女の子やったら良かったのにねぇ。”
若い頃から、もし子供が出来るなら男の子二人がいいな、と思っていた私は、彼女の話に驚いた。
子供の性別で人生、勝ち負けが決まるとは、、、
” しやから、私は勝ち組ですわ exclamation×2 ”
話の内容は別にして、ここまで自分の人生を肯定し、他人にとうとうと話する彼女を見て、私は腹が立つより、
なんかすごいな、このおばはん! と驚嘆する。
やっと、搭乗のアナウンス。隣の席がこのおばはんでないことを祈りつつゲートに向かうと、後ろから大きい声でとどめを刺された。
” もう一人作りはったらええのに!今度は女の子ですよ!”
、、、50過ぎで子供作るんかい、、、。
女の子は華やかでいい。話し相手になる。
母が一度、あなたの為に女の子が一人いたら良かったのにね、といったことがある。
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Foto von pixabay
正直、今の私に女の子がいたら心強いだろうし、楽しいだろうと思う。
多分、自分の側から離さないと思う。
孫の楽しみも、娘がいるからこそ。ある意味、自分の人生の宝だろうな。
じゃ、男の子は、
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Foto von pixabay
うん、可愛い。大人になっても、根っこの部分は写真のような感じ。
いつも、彼らの心配している。
朝ちゃんと起きられるか、だらしない格好をしていないか、部屋は片付いているか、そんなことが気にかかる。
心配して、世話を焼きすぎて、くどくど言い過ぎて、息子たちから怒られる。
今でも一緒に出かけたり、色々話もするけれど、やっぱりどこかかみ合わない。
今回の主人の手術、入院では、彼らが医者と話したり、病院に走ったりと本当に沢山手伝ってもらった。頼りになった。
家でも、たくさん手伝ってくれた。
父親を気遣う息子たちを見ていて、私はあのおばはんの言葉を思い出した。
もう一人作りはったらえーのに!
いーーえ、この息子たち。あたりです!
私だって人生勝ち組!じゅうぶん幸せですよーー!
( ママの遠吠え!ちょっと無理してるかな?)

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