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広島原爆死没者慰霊式、平和記念式

   

日本ではもう昨日。こちらでは6日の夜。
毎年こちらのテレビでも、原爆記念日の式典は必ず放送されます。
今日は亡くなった母のお誕生日。
その日、昭和20年8月6日も学徒動員として広島県の大久野島で仕事をしていました。
朝から良いお天気で、仕事をしていたところ、ドーーーンとすごい音が聞こえたといっていました。
しばらくしてから、広島に大きな爆弾が落されたという事を大人の人たちから聞いたそうですが、その時はそれが原爆とは知らず、また、原爆というものの存在ももちろん知りませんでした。
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大久野島はその当時、地図から消されていました。
毒ガスを作っていたからです。
その悲惨な話は、母から何度か聞きました。
母も、その友達も皆さん、その後、肺や気管支に障害が出ました。
今ではウサギの島などと呼ばれて国民休暇村になっていますが、そのウサギは当時、ガスが漏れたらまずウサギに変化が現れるからと飼われていたもの。
私も一度、母と姉と一緒に息子たちも連れて大久野島に行きました。
母が私たちに島を案内してくれましたが、どこを見ても、、、母が可哀想で、、、
母はその時、17歳。
人生で一番楽しい娘時代を戦争に奪われました。
私が今回の平和記念式で気になったのは、慰霊の心を置き去りにした、政治闘争デモが行われたことです。
人それぞれ考えがあるのはよく分かります。
しかし効果を狙って、この平和記念式にやる事ではありません。
犠牲者を慰霊する心を持って、静かにみんなで手をあわせて頂きたかった。
日本人のモラルは何処に行ってしまったのだろう。
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この大久野島も先述の通り、今では国民休暇村となり温泉もあるリゾートになりました。
平和になったこの島での休暇も悪くないかもしれません。
広島県忠海港からフェリーが出ています。
息子たちは、今回広島に行く予定です。
原爆ドーム、平和記念公園、子供のころに行ったけれど大人になった今、自分の目でもう一度見て戦争というものを考えてほしい。
母がいた大久野島。ここにも資料館があります。
この島にも行って、母の青春を考えてほしい。
今の日本の平和がどれだけの犠牲のもとにあるのか、日本人として考えてほしいと思います。

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