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今回のケルンの暴動に対して、シリア人男性がコメントしました

      2016/01/18

今日は次男が食事を作ってくれたので、私はキッチンに入らず、というかキッチンから追い出されたので、一日自分の事だけをして過ごしました。
http://ikemen.chicoli.info/2016/01/10/post-828/

とっても美味しかったけど、カロリーが気になります。
なんて、こんなことを言うのは贅沢ですね。

こちらでは、昨日書いた暴動の話で一杯です。

今回の暴動に対して、難民たちが反論しました。

私たちは悪い人間ではありません、と書いたプラカードを手にして写真に納まっています。

いや、みんな分かっているんですよ。真面目な方たちは気の毒だと思っているんです。でも、実際、難民が増えて治安が悪くなりました。
難民キャンプでは暴動も起こっています。
街中でスリ、ひったくりが多くなりました。
残念ながら、難民が関与している事が多いんです。

 

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そして今回の事件。
今回ドイツ人の男性たちが口々に言う事は、
ドイツでは女性は大切に扱われているんだ。彼女たちは自分で、何処に行くのか、いつ誰に会うのか決める事が出来る。旅行にだって、自分で決めて一人で出かける事も出来る。
働くことも自分で決める。男性が彼女たちのしたいことを決めるようなことはしないんだ。
彼女たちは、夜遅くにひとりで出歩くことだって、この国では何の問題もない。どんな服装をしても、それは彼女たちの自由だ。
難民たちはその彼女たちの自由を脅かした。

それに対しての、シリア人のインタビューが新聞に載っていました。

今回の事はドイツ人に対して申し訳ないと思っています。
確かに少数の難民たちがやったことは確かです。
でも、皆じゃない。我々の大半はまともな人間なんです。
こちらの女性の自由は素晴らしいと思います。私たちの国の女性たちも、ここの女性の様に解放されるべきだと思います。
しかし、私たちも自国の女性を大切に扱います。特に母親の家庭における地位は高い。
僕はここに来て、母はシリアにいますが、毎日電話で話をしています。
母が僕に教えてくれることは、大切な事ばかりで、いつも有難く聞いています。
母は僕にとって、人生で一番大切な人です。

僕にはつい最近、ここでガールフレンドが出来ました。
難民キャンプで出会った女性です。
彼女はルーマニアから来ました。
ただ、、、いま彼女がどこにいて、何をしているのかさっぱりわからない。連絡を取らない限り、分からない。連絡が付かない時もある。
でも、それが西洋式の恋愛なんですね。僕は彼女の自由を尊重したいと思います。

写真にはちょっとはにかんだような、でも寂しそうなシリアの若い男性が映っています。

 

 

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私だって、可哀想だと思うのです。
自分の息子たちに比べて、なんと可哀想な運命なのか、と。彼が今回、暴動を起こしたわけではないし、参加したわけでもない。
暴動を起こした難民がいるから、彼らはとても肩身の狭い思いをしている。

でもね、外国に住むというのはそういう事。

私もこちらで、クジラの話で、慰安婦の話で、南京大虐殺の話で、それはそれは嫌な目にあう事があります。
ちゃんと説明したいけれど、相手は自分が読んだその記事だけを信じて、それに反論する私の話は聞いてくれない。
今回の暴動の話と比較するには、少し違うかも知れませんが。

昔、パリに住む日本人が家庭教師の女性を殺して、その身を切り取って冷蔵庫に入れてあった事件がありました。
その当時パリに住む知り合いが肉屋に買い物に行ったら、「人肉は置いてないよ!」と言われたそうです。
そこで泣いて帰るようなら、ヨーロッパには住めません。
彼女曰く、「あらあ、残念!レアで食べたかったのに!!じゃ、また次回にするわ!」
と言い捨てて店を出たって。

一人の自国の人間が悪いことをすると、まるで集団でやったように言われる。
辛いですよ。
だからシリア人の彼がいう事もよく分かるんです。

でも、だからと言って、ドイツ人は彼の言い分を聞いても信じないでしょう。
そんなこと言ってるけど、実際は女性にひどい扱いをするんだって。

しかし、今の私の疑問はちょっと別の所にあります。
シリアの働き手である若い男性が殆どこちらに難民として逃げてきていて、あの国の復興の為には誰が働くのだろう、、、

誰に聞いたら答えてくれるのでしょう、、、

 

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