ドイツの難民による治安の悪化とメルケル首相の辞任問題
私がこのブログで何度もお知らせしているように、ドイツに入国してきた難民は今や109万人。
メアケル首相は、国民の、また同政党内からの反発、もちろん野党からの反発で今や国民の約40%が彼女の辞任を求めています。
確かにドイツは治安が悪くなりました。
街中に行くと危険を感じる事が有ります。
一時期、Willkommen! ようこそ!と難民を迎え、メディアもあれほどに難民受け入れのメリットを称えたのに、今は何も聞こえてきません。
今では、難民の受け入れが限界に達していること、そして、与党内での不協和音などが毎日のように伝えられています。
もちろん、メアケル首相も国民の意見に耳を傾け、北アフリカの、シリアなどに比べれば比較的安全な国からの難民を帰国させることにしました。また、罪を犯し、裁判所から禁固2年以上の実刑を受けた外国人は国外追放になっていましたが、今後は、2年未満でも、また執行猶予付きの有罪判決を受けた者も国外追放の対象になるとされています。
今一番の争点は、大連立政権に参加しているキリスト教社会同盟の、ドイツの今年の難民受け入れ数を20万に抑えるべきだとの要求に対し、メアケル首相は、難民の数を減らすべきであって、受け入れに上限を決めないとしています。
これから春の訪れとともに海が穏やかになれば、難民はまた海を渡ってヨーロッパに入ってくるでしょう。
このままいくと、今後2-3年でヨーロッパに来る難民の数は300万人を超すであろうといわれています。
今回の難民問題が原因で、メアケル首相が辞任することになるのは、あまりにも残念です。
前にも書きましたが、私には、彼女が難民とともに泥船に乗ったとしか思えないのです。
ドイツには移民が沢山います。
一昔前はイタリア人が職を求めてドイツやってきました。
その後はトルコ人がイタリア人に代わってやってきましたが、彼らは大家族でこちらに移ってくるため、トルコ人の数が急に増え、今は受け入れを止めています。
いくら職を探してやって来た移民とは言え、そこには大きな違いがあります。
ヨーロッパのカトリックの国、イタリアとイスラム教の国、トルコです。
そして、そこにはもちろん差別があります。
宗教のみならず、生活習慣の違いからくることが多いのですが。
私の知り合いのドイツ人女性は本物の金髪に青い目。正真正銘のドイツ人です。
彼女のご主人はトルコ人。ドイツの大学を出て、良い職についています。
彼女とご主人には二人の娘さんがいて、とても美しい娘さんたちですが、トルコ人とのハーフという事でやはり、いじめや差別があると言っていました。
ご主人自身も、差別がある事は肯定しています。
今回の難民問題は、今や、キリスト教、対イスラム教です。
残念ながら、昔から続く宗教問題は人種差別となり、今後も決して無くなる事は無いでしょう。