私が夢みた職業 子供のころから今までの経緯
2016/02/11
ドイツ情報とは全く関係が無いけれど、ふと昔の事を思い出したので。
小さい頃、よく聞いた言葉に「大きくなったら何になりたい?」というのがある。
お嫁さん!と言っていたのは、幼稚園の頃だったか、、、
同じ幼稚園の三郎君と稔君のどちらと結婚しようか悩んだことがある。
でもその答えはしばらくすると、職業婦人に向けられた。
私の答えは、もう今は無き職業、ローカル線のバスガイド!
若い方はご存じないだろうけれど、昔のバスには運転手さんともう一人、バスガイドのお姉さんが乗っていて、切符を切ったり、案内をしたりしていた。
紺色のスーツを着て、お金が入った黒い鞄を首から下げ、手にカチャカチャ鳴る切符切り機を持っていた。
その姿がしゃきっとしていてステキに見えた。
お友達と一緒にバスのチケットを作ってバスガイドごっこをしたこともあった。
じゃんけんで買った方がバスガイド、負けたらお客さん。
何が面白かったのか、今は思い出せない。
小学校に入ったころには、看護婦さんか学校の先生。
その夢は長くは続かなかった。
それはただ単に、近所のかかりつけ医院の看護婦さんが恐かったことや、学校自身が楽しくなかったからだと思う。
中学に入って英語の勉強が始まり、私は英語にのめり込んだ。
英語を習得して海外で働こう!
具体的な案は何一つなかったけれど、世界史や地理を学ぶとともに、私の夢はどんどん大きく膨らんでいった。
ターゲットは最初アメリカだったが、それがいつの日かドイツになった。
ドイツに来て勉強をし、資格を取り、仕事にはまって今に至る。
ただ、もうこのチャンスを逃すと子供は持てないというギリギリのところで、子供を二人授かった。
自分が子供を抱くイメージが無かったので、自分が本当に親になれるのかどうか心配だったけれど、生まれてきたら何とかなるもので、必死になって子育てした。
子供は可愛い。兎に角、文句なしに可愛い。
子供が出来て、私の夢が変わった。
専業主婦になりたい!!!
主人は別に反対しなかったけれど、仕事仲間が反対した。
あなたのような「男らしい人」は、専業主婦に向いていないと。
そして、仕事を続けて今に至る訳だが、今の夢は、、、
日本に帰って暮らすこと?
今だって、ゆっくり日本に帰りたいと思うけれど、犬や猫の事があってそういう訳にはいかない。
日本に行っている間、犬や猫が心配で心配でどうしようもない。
主人や息子たちも、犬、猫の世話をしてくれるけど、それでも心配する。
心配の種はいつも彼らの食事。
我が家の犬、猫は缶詰やドライフードをそのまま食べない。何かを足すか、生肉だけか。
生肉、これは出来るだけ種類を変えて与え、あと野菜スープを作ってかけてやるだけだけれど、側についていて食べっぷりを見ていないと気に掛かる。
間で、カルシウムの多い物をあげたり、週に一日、ほんの少しレバーを足したり。
犬と猫の栄養バランスは違うので、その点も気を付けてやらないと、などと考えるとますます家から出れなくなる。
結局、今の夢と言っても答えられないのは、なんだかんだと言いながら、今の生活が気に入っているからかもしれない。
今のところ、しばらくは犬、猫に囲まれた生活を楽しもうと思う。