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生協の宅配 パルシステム、こんなシステムがドイツにも欲しい!

   

今回の主人の入院で、ちょっと辛い事を思い出しました。

次男が小さいころ、やはり緊急入院したことがあります。

その病気の死亡率は20%。
私は精神的にとても参っていました。

もちろん、そういう事は顔に出さないように、笑顔を保っていましたが、、、いつか神様は私からこの子を取り上げるのではないかという恐怖が何時もついて回りました。

病院では毎日のように注射を打たれた為、まだ子供の細い腕は針を刺すことが出来なくなって、手の甲にまで打たれていました。

うちの子は我慢強くて注射などで泣いたことがありませんが、そんな次男が一度だけ激しくプロテストしたことがあります。

「もうこんなこと、嫌だ!!!」

次男を宥めすかして何とか注射をしてもらいましたが、激しく抵抗した次男が不憫で可哀想で仕方ありませんでした。

朝は次男が目覚める頃に病院に行って側についていてやりたいし、味気ない朝ごはんの時にも話をしながら側にいてやりたい。
日中は検査や注射、点滴があるので心細い思いをさせたくない。
夜は夜で、眠りにつくときは側にいてやりたい。

でも私にはもう一人息子がいます。
長男を一人にして寂しい思いをさせてはいけない。

仕事も主人がいるとはいえ、私でなければ分からない事もある。

自宅、病院、会社と一日に何度往復した事でしょう。

病院を出るのは夜の9時半くらい。自宅への帰り道に、夜の10時まで開いているスーパーマーケットがあります。

急いでそのスーパーに寄って次の日のお買い物。

閉店間際のお店には新鮮なものは殆どありません。

仕方なく買い集めるものは殆どがインスタント。
自分の買い物かごを見て情けなく思ったものです。

それでも、家にいる長男のために何か作ってやりたい。
主人が会社から早く帰ってきてくれるので、ご飯の用意だけしておいて私はまた病院へ。

パパと毎日二人っきりの長男が憐れでした。

次男は薬害で体に異変を起こし、とうとう次男が私に言った一言。

「ママ、、、ぼく死ぬの?」

私は笑ってその言葉を否定しましたが、その時の私の気持ちは皆さんもご想像できることでしょう。

本当は次男を抱きしめて大声で泣きたかった。
自分自身に余裕が無かったんですね。
その日は車に乗った途端、大泣きしたのを今でも覚えています。

その後紆余曲折があり、今はお亡くなりになった甲田光男先生に診察して頂く機会があり、彼の病気は薬を使わず食事療法で治りました。

「この食事療法は難しいよ。でも君がこの食事療法を3年続けたら、君はどの子よりも健康になれる!」

本当に頼もしい先生のお言葉でした。
また、3年間、先生のお言葉通り辛い食事療法を続けた次男も立派だったと思います。

この次男の病気があって、我が家は殆ど手作りの物しか食べないようになりました。

でもね、今回こんな宣伝を見つけてしまったんです。

あの頃ドイツに生協の宅配パルシステムがあったら、私はどれほど心に余裕ができただろうって。

私の様に、慌ててスーパーに走ってインスタントを買わなくても、もうお料理の材料はすべて用意されていて、それらを合わせて炒めたらできあがり!とか、何種類かのお弁当まであって、きれいに器に盛りつけたら出来上がり。

ドイツではネットスーパーで買い物をして持って来てもらう事は出来ますが、こんなパルシステムのようなサービスはありません。

こういうサービスを使うと手抜きだ、楽しようとして、などと陰口を言う人がいますが、それは自分がこういうサービスを使う事に納得できればいいんです。
陰口をたたく人があなたの仕事を片付けてくれるわけではありません。

こういうパルシステムなどを使う人の事情はそれぞれ。

まだ産後まもなく、買い物に行けない。

介護で手が離せない。

自分自身が病気で食事の用意ができない。

仕事が忙しすぎて、食事の用意ができない。

みんなそれぞれ事情があります。

こういったサービスがあるのならそれを使って自分の時間を作り、子供やパートナーの話を聞いてあげましょうよ。

それは私たちの心に余裕があってこそできる、一番大切な事なんですから。

 

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