「保育園落ちた日本死ね!!!」に共感です。
ドイツから日本を見ていると、何であれでやっていけるのか、と思う事がいくつかあります。
今回、話題になった 「保育園落ちた日本死ね!!!」は、言葉は悪いけれど的を得た内容ですね。
これを投稿なさった、ワーキングママの怒りがよく分かります。
あれだけの経済大国なのに、保育園の数が足りていない事に驚きます。
それじゃぁ、こちらドイツでは?
答えは、”何処かで必ず見つかる” です。
例えば、公立の幼稚園の場合は、2年ほど前から登録をしておきます。
月謝は収入の額で決まります。
高い収入を得ている家庭は、かなりの高額を支払う事になります。
その額は、高い私立の幼稚園の月謝と変わりありません。
私立の幼稚園は、一つの幼稚園に付き、低収入家庭の子供をほぼ無料で必ず二人は取らなければいけないという定めがあります。
そして保育園に当たるのはこちらの KITA KinderTagesstätten でしょう。
仕事をしていて子供が生まれると、休職中の半年間は国が援助してくれます。
KITAでは子供を6か月から預ける事が出来ます。
これは働く母親が早く仕事に戻れるように、という配慮からです。
預ける時間は通常は7時から19時までですが、家族に何か特別な事情がある場合は話し合いによって助けが得られます。
ここの月謝もまた、家庭の収入と働く時間によって変わってきます。
KITAは学童も兼ねていて、小学生の子供は学校が終わるとKITAに行ってお昼ご飯を食べ、宿題も済ませてから帰ってきます。
KITAにはハンブルグの場合、バイリンガルの教室があります。
英語はもちろんのこと、トルコ語もあるでしょう。絶対日本語は無いと思いますが、、、
バイリンガルは住むところによって変わるかも知れません。
先週、日本でワーキングマザーたちが国会前に集まってデモを起こしましたね。
子供を連れて、自腹で東京まで行ってデモをしたんです。
これって、すごくないですか?
ママたち!よくやった!! 立派です。
いま日本の国会を見ていると、野党がダメですね。
人の足を引っ張るような子供っぽい事は止めて、代案を出して頂きたい。
そしてもう少し勉強して、毎回ブーメランで終わるような恥ずかしい事は止めて欲しい。
どうして、こんなにワーキングマザーたちが困っているんだ、何とかしろ!じゃなしに、今の状況を改善するには幾らかかって、どの財源から捻出するのか、そういったきちんとしたデータを出してほしい。
与党を叩くだけ叩いたって、国民は離れていきますよ。
何でもダメ出しするんじゃなくって、いまワーキングマザーの雇用を改善する事が出来れば、かなり大きな票を取れると思うんですけど、皆さんはどう思われますか?
今の社会は、昔のように男が働いていれば生活していけるような生易しい時代ではありません。
子供がいれば塾代がかかり、大学に進学すれば家計をひっ迫する。
こんな世界、間違っていると皆思うのでしょうけれど、全然改善されません。
ねえ、野党の皆さん、あなた方がこの問題を改善できるなら与党になれますよ。
是非、頑張って下さい。